たまに、人生で疑問に思っている問題に答えとなるきっかけをあたえてくれる映画に出会う。
映画を観て自分の人生の出来事に照らし合わせて対話する、すると僕なりの答えが出ることがある。
Trailer
この映画はフェイスブックの共同創設者のマーク・ザッカーバーグの話。
「映画との対話」
双子のジョック兄弟は、ハーバード大学ブランドのソーシャルネットワークを起案したのは我々でそのアイディアをマークが盗んだ、と主張するシーンがある。
しかし、もし本当にこの映画のようないきさつで依頼したのであれば、果たしてジョックスには主張できる権利があるのか疑問だ。マークが描いたような「フェイスブック」というものを、果たしてジョックスはイメージ出来ていたのか?
答えはノー。出来ていたなら自分でやっているはずだ。なので査問会でマークは反論した。
この「アイディアは誰のもの?」という問題。
これが問題というのは僕も感じていた。
これが問題というのは僕も感じていた。
仕事の現場では口頭で思いつきを言う人がとても多く、なおかつそれが「アイディア」だと思っている人が多い。思いつきは単なる脊髄反射に過ぎない、と本人達はわかっていない。
でも、例えば…こう考えてみれば。
パブでジョン・レノンに会った。そのときに「インド風の平和な曲なんておもしろいよね」なんて話で盛り上がったんだよ。そうしたら、その後彼は「アクロス・ザ・ユニバース」という曲を作った。
果たしてそれは誰の曲?
メロディラインや歌詞の世界感や単語は誰のもの?
パブに居合わせた僕は「アクロス・ザ・ユニバース」という楽曲を自分のものだと主張できるの?
世界は「アクロス・ザ・ユニバース」を誰の曲だと認めるの?
…これが僕の「アイディアは誰のもの?」という問題に対する答え。
アートの世界ではわかりやすい構図が、一般社会のビジネスの場面では見えづらくなっていく。
「おまけ」
自分が持っていたぼんやりとしたアイディアを実行力を持った他人に奪われたと思うのは、恋愛にも似ているかもね。
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