ドキュメンタリーのなかでも、ファッション系のものは観ていて楽しい。
単純にファンとして楽しめる。
カリーヌについてはフレンチヴォーグの眉毛の人、くらいにしか認識していなかった。
実はすごいキャリアの女性だった。
Trailer
「映画との対話」
トム・フォードのカリーヌ評が考えさせられた。
「何かの例えに挙げる事柄、それを彼女はちゃんと知っているから良い。」と言う。
知識の多さは、ときとして愛情として捉えられる。その愛情はファン(オタクともいう)だけが認め合うものだ。
トム・フォードの場合は、自身もクリエイターである前にファンだった。
愛情度合を共有することで、共同作業者への敬意に繋げるのだ。
知識の共有があるとクリエイティブの共同作業はスムーズに運ぶというのは、そういうことかと思う。
もちろんそれがすべてでは無いけれども、少なくとも共同作業で自分のエモーションを削がれない気がする。
くれぐれも、ファンでなければだめ、というわけではないけど。
「おまけ」
昔スペースシャワーTVで、トータス松本とユースケ・サンタマリアが曲を合作するという企画をやっていた。
トータス「俺たちゃライヤー!」で行こう。
ユースケ「? ライヤーって何?」
トータス「何って、お前パンクスだろう?」
ユースケ「いや、俺はめんたいパンクだから・・・」
この会話でわかることは、ユースケはセックス・ピストルズの曲「ライアー」を聴いていないということ。基本中の基本のアルバムを聴いていないことにトータスががっかりしていた。
このように、パフォーマーとしては優秀だけどリスナーではなかったという人はファンからは軽く見られがちだし、ユースケ的にはきつかったと思う。
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