フランスの肥後守に出会うまで / Pocket knife DoukDouk

最近、心に余裕ができたからなのか、今まで興味の無かったものに興味が出てきたりしてます。

例えば、デスク周り。
今の僕のデスク周りは10年前からセンス的にも、情報的にもあまり進歩してません。
何か「新しいもの」が欲しいと思ってました。

そんななか、請求書の束を包丁で切っているときに思いました。
「これってペーパーナイフの仕事ではないのか・・・」

思えば請求書やDMなど、封書を開ける機会って一日に1回はあるんですよね。
えげつない請求書も、ペーパーナイフという道具を介在させることで心にゆとりをもたらすのではないか?そんな気持ちが芽生えてきて、ペーパーナイフを探すことにしました。



Chapter1 ペーパーナイフの世界

ペーパーナイフには二通りの商品があります。

・コクヨとか事務用の安い商品
一日何百枚と続き伝票とかを処理する事務員には必須でしょう。機能的には良さげですが、何しろ色気が無い。そんなに家庭で処理しないし・・・。


・ティファニーとかで売っている貴金属系のデスクアクセサリーとしての商品。
優雅ですが、ちょっと優雅すぎて男っぽくなかった。

そこで、木屋とか刃物系のお店を探してみました。


Chapter2 ナイフの世界

刃物系のお店を調べていくと、ポケットナイフというジャンルがあることを知りました。デスクに常備したり、人によっては持ち歩くそうです。

・ソムリエナイフ
最初はワインも開けられるし、ソムリエナイフを買おうと思ってました。でも皆さんご存知でしたか?ソムリエナイフ界の覇権争いを!
シャトーラギオールとライヨールの2社が、どちらかが本家だと闘っているのです。
この争いに決着が着いていないということで、買うのをやめました。
だって、人に指摘されたときに言い訳みたいな薀蓄を語るのが嫌だったので。

・狩猟用ナイフ
小さければ、良いのかなと思って調べましたが、これが奥が深すぎて入り口から先が真っ暗な世界。完全に玄人の世界でした。それでも、子供のころに読んでいたモノマガジンの受け売りから、ガーバーとか、バックとか、アルマーとか調べてみたのですが・・・
うーん、狩猟用かな、というものでした。怖くてデスクの中にはトゥーマッチでした。しかも高い。

・ポケットナイフ
これが行き着いた先です。イギリスやフランスなどではポケットナイフとして普段から持ち歩いたり、デスクに入れておいたりするようです。日本だと肥後守が近いです。
武装用ではなく(そういうときに紳士はステッキを使います)、単なる便利な文房具的な意味合いです。

そこで、フランスにはDoukDoukという種類のポケットナイフがあることを知り、銀座は菊藤に買いに行きました。Opinelだとちょっとアウトドアというか田舎っぽい感じだったので。


リスのマークがかわいいナイフです。



いまのところ、切れ味も悪くないし、封筒を切るときに使ってます。

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