僕は雑誌が好きで、なかでも気に入った特集があった号とかはバックナンバーとして取っておいています。
今日ご紹介するのは、エスクァイア日本版です。
エスクァイア日本版は2009年5月に惜しくも廃刊になってしまった男性誌です。
内容はカルチャーがメインの雑誌でした。ブルータスをもっと大人っぽくしたというか、penをもっと厚くしたような感じです。
アメリカにおいては、世界初の男性誌であることや、Gentlemen's Quarterlyの兄弟誌ということもあってまだ現役です。もっとも今ではローリングストーン日本版のような感じですが・・・。
そんな同誌のバックナンバーである2004年11月号の特集は「DeepSouth」。アメリカ南部のサンクチュアリへ。というものでした。
南部の旅行記(カジノボート!)や、その魅力を伝える映画、小説、音楽の案内などが載っています。
なかでも、アメリカ南部を代表するアーティストとして象徴的に取り上げられているのがウィリアム・エグルストンです。
アメリカ南部生まれで、カラーによる風景写真を撮り続けている写真家。彼の撮る独特の色合いやテーマは、絵画だとホッパーとかワイエスが好きな人ならたぶん好きだと思います。
アメリカ南部のイメージを初心者に伝える文献としては、僕は今でもこの本がベストだと思っています。この本を入り口に、僕自身もいろいろ楽しんできました。
※影響でフォトショップのプラグインにはテクニカラーというのを入れました。
そして、最近ですがエグルストンの写真集を買いました。入門編として。
もともとはMoMAの初展覧会用のカタログだったものがあまりにも良くて、彼を代表する写真集となっているものです。空の色とかすごいですよ。
・・・雑誌は一過性のものではあるのですが、ときたますごく印象に残る特集を行ったりすることがあります。今年だったらPOP-EYEの新創刊とか。
そういう雑誌に出会えると幸せです。
これからもときたま、こういうバックナンバーをご紹介していきます。
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