クラシックを掘っていく作業は、この歳になるとつらい。なんで若いうちに観ておかなかったのかと悔いながら観ている。
例えばこのグランドホテルという映画。
ショートストーリーが絡み合い大団円に収束していくというスタイルで、映画技法的に「グランドホテルスタイル」といわれるくらいのエポックメイキングな映画だ。
タランティーノの「フォールームス」や「パルプ・フィクション」を観たときに、こういう「グランドホテルスタイル」があることは知っていたのだが、全然興味がわかなかった。
戦前の映画だしね…。
意を決して観た。
ベルリンの高級ホテルに居合わせた様々な人間模様を描いている。
例えばこのグランドホテルという映画。
ショートストーリーが絡み合い大団円に収束していくというスタイルで、映画技法的に「グランドホテルスタイル」といわれるくらいのエポックメイキングな映画だ。
タランティーノの「フォールームス」や「パルプ・フィクション」を観たときに、こういう「グランドホテルスタイル」があることは知っていたのだが、全然興味がわかなかった。
戦前の映画だしね…。
意を決して観た。
ベルリンの高級ホテルに居合わせた様々な人間模様を描いている。
Trailer
「映画との対話」
舞台原作の映画ということもあり、それぞれのショートストーリーを織るキャラクターが素晴らしく作りこまれていた。これは、演じたいだろうなという魅力的な人物が満載だった。
ストーリー的には勧善懲悪であり、この映画においての善行および悪行はそれぞれライオネル・バリモアに対して行われる。
ジョン・バリモアの行った善行はたとえ小さなものであっも、その善意の心は救われるべきである。
そう、善行はたとえ小さなものであっても、それを行った人の善意の心は救われるべきであるという価値観は時代と関係なく普遍的なものであろう。
「おまけ」
今の基準と比べても、映画のテンポが良くて驚いた。1930年代の映画とは思えない。舞台ものがベースだとそうなのかも。
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