ヤバい経済学:Freakonomics

原作である「ヤバい経済学」は知ってはいたものの、結構古い本だし、分厚いし敬遠していたが映像になっていることを知ったので早速レンタルした。



Trailer



「映画との対話」


とても良い取り組みであるとは思うが、映画のつくりとしてはわかりにくかった。

こういうことかと。


この映画は、ベストセラー経済書に基づく4人の映画監督のオムニバスムービー。
原作を忠実になぞっている作品もあれば、インスパイアされて独自に撮っている作品もある。
それぞれ同じテーマではあるけれどもストーリーとして繋がっているわけではないので観るときは気持ちの切り替えが必要。

テーマはざっくりいうと「因果関係」。大量のデータのなかかから相関関係を見出したものに因果関係を探っていくというもの。

なぜ因果関係を探るかというと、「因果関係」というものを故意に作り出すことができるのであれば、ものごとをうまく運ばせられるのではないか、金儲けに使えないか、という話。



統計のみかた、論理的思考のすすめかたとして観る分には良いと思う。

ただ、私の感想は「インセンティブはモチベーションに絶対勝てない」ということ。
人間が人間を操る方法がある、というのはそもそも相当おこがましいマインドだと思う。

私はこういうマインドに触れると、BJの本間先生を思い出す。


「おまけ」

この映画は町山解説がおすすめ。観てから聞くと楽しい。
https://www.youtube.com/watch?v=y3ei1kgkReQ





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