恋する惑星:Chungking Express

香港と東京のトレンドが同タイミングだとわかった衝撃。
グローバリゼーションを感じた映画だった。

インターネットの無い時代に。


Trailer

(返還前の)香港でおきる、男子たちの恋。


「映画との対話」

あらためて観ると、これは恋する「男子」の映画だった。

ここではとても丁寧に恋する男子達の行動や心情を描いている。
マンガやTVドラマにありがちな内容ではあるのだけれども、香港という異国フィルターを通すことによって日本ではよそ行きの作品として捉えることができたのだと思う。

ただ、恋する男子はどこの国でも退屈。
劇中の女性たちも、たぶん隣で観ている女性たちも、彼らや私たちに退屈している。

恋にではなく、目の前の女性に夢中になってほしい。




「おまけ」

香港映画なのに、金城武が日本語をしゃべっていたこと。
香港映画なのに、クランベリーズをカバーしていたこと。

前情報を持たずに観た私は、当時この映画の文化に驚いた。東京と香港は一緒だった。


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