「それでも夜は明ける」が気に入ったから、観てみようと思った。
Trailer
「映画との対話」
映画は時間芸術。
限られた時間の中で、物語をレイヤー化してたくさんの情報を整理してみせた映画(アナ雪とか)と、あえて見せる情報を少なくしてヴィネットのように切り取った情景をみせる映画があると思う。
Shameは情報を極端に少なく見せて、そのぶん観客に想像させ、考えさせる映画だった。
トラウマを扱った映画であり、それをはっきりとは描かずにその作用だけを丹念に描いている。
たぶん、実際のトラウマというのもはっきりと存在しているものではなくて、たまに視線の端あたりによぎるものなんだろうと思う(ただ確実に不快に)。
そしてトラウマの作用に追い詰められていった結果、トラウマに肉薄する瞬間がカタルシスだった。
この徹底して描かないという手法が、リアルに感じられたし、共感できたし、強烈な印象を残した瞬間だった。
観た後に、一週間くらい気持ちが残った。
「おまけ」
ファッションがとてもスタイリッシュ。
マイケル・ファスベンダーのコートにマフラーのスタイルは、とても都会的だった。
音楽も都会的。
音楽も都会的。
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