The AVORIAZ by Paraboot

映画「スペクター」を見て、トレッキングブーツが欲しくなってしまった。


カジュアルではなくドレス感を持ってトレッキングブーツを履きたい。ツェルマットもサンモリッツも行くことは無いだろうけど、そういうイメージで履きたくなった。
※アスペンはダムアンドダマーで観たから充分。


ただ映画ではトムフォードの上下にN.ピールのタートルという、エレガントなコーディネートのハズシとしてダナーのマウンテンライト2を履いているため、私が同じ靴を買ってもコーディネートが追い付かず、アメカジおじさんになるだけかと危惧した。


なので、ブーツ単体でもある程度エレガントというかドレス感を感じさせる靴を探すことにした。



マルモラーダは理想に近いのだが、画像検索(googleUS)すると何故か日本人ばかり履いているので、そもそもの動機がボンドの私にはちょっと遠慮したくなる。

巣鴨のGoroに行くのは敷居が高い。スペクター観たんですなんて言えない雰囲気だと思う。
ガキの使いで登山屋の難しさは学んだつもりだ。

メレルはちょうどセール時期に重なったけど、持っている赤紐マグマとキャラクターが被る。スニーカーっぽいというか、カジュアルな感じ。グラミチ感が強いというか。嫌いではないけれど今回は必要としていない。


登山系ブーツ(ワークブーツではない)でカジュアル感の薄いものを探すのは結構難しい…、そんなときにたどり着いたのが「パラブーツのアボリアーズ」だった。
まぁ、10万以下でトレッキング系ブーツを探したらこうなることは薄々分かっていたけど。


しかし、なかなかサイズ感が難しかった(私のサイズは26.5cm)。

厚手の靴下を合わせるという山靴的なフィッティング(7-1/2)で選ぶか、通常の靴下で合わせるドレス靴的なフィッティング(7)かでかなり迷わされたのだ。

私の場合、山靴的なゆるいフィッティングだと足首のみで固定することになり、なんとも心細い感じ。逆にドレス的に小さ目にすると少しつま先があたる(痛くはないけど)。

結局、私は通常の靴下に合わせた小さめのサイジングにした。こればっかりはもう好みの問題だから買う人は好きにしてほしい。


さて、実際に手に入れてみた感想。


革質については満足。トレッキングブーツだから何もしないほうが良いかと思ったが、クリームで磨いたところ意外と艶が出た。私の場合はドレス靴感覚で扱うので、メンテナンスもそのように行おうと思う。

そして靴紐だけ取り寄せて替えて、トレッキング感を少し足した。



これで目指した「ドレスっぽいトレッキングブーツ」には近づいたと思うのだがどうだろう?


コメント